保険・年金
ねんきん定期便とは|届く時期と見方・記録の確認方法
「ねんきん定期便」は、日本年金機構が毎年1回、あなたの誕生月ごろに送る年金の記録のお知らせです。請求書でも督促状でもなく、支払いを求めるものではありません。これまでの年金加入期間(何か月加入しているか)、納めた保険料の累計額、そして将来受け取る年金の「見込額」が印刷されています。通常はハガキ形式で届き、35歳・45歳・59歳の節目の年齢のときだけ、これまでの全記録が入った封書で届きます。いちばん大事な役割は、記録の間違いや抜けを本人にチェックしてもらうことです。転職が多い方、会社名が変わった方、旧姓のままの記録がある方、来日前後で加入・脱退を繰り返した方は、記録が正しくつながっているか確認してください。
この紙、Miseteで撮ればどの書類か分かりますMiseteで撮って調べる →誰に届くか
国民年金・厚生年金の被保険者(加入者)が対象です。会社員・公務員(第2号)、自立して国民年金を納めている方や学生納付特例中の方(第1号)、配偶者の扶養に入っている方(第3号)を含みます。国籍は関係なく、日本で年金制度に加入している外国籍の方にも住民票の住所へ届きます。すでに年金を受け取っている方や、加入していない方には送られません。
やること
- 1封筒やハガキの差出人が「日本年金機構」であることを確認し、これが請求書ではなく記録のお知らせであると理解してください。
- 2氏名・生年月日・基礎年金番号が自分のものか、そして「年金加入記録」の会社名・加入期間(月数)に抜けや空白がないかを、これまでの勤務先や国民年金を納めた時期と照らし合わせて確認します。
- 3「見込額」の欄のすぐ横に書かれた説明を読み、それが今までの加入分だけの金額なのか、60歳まで続けた場合の見込みなのかを確かめます。
- 4記録に誤りや抜けがある場合は、書類をそのまま持って最寄りの年金事務所へ行くか、「ねんきん定期便・ねんきんネット専用ダイヤル」に電話して相談してください(本人確認書類と、当時の給与明細や雇用契約書などがあると話が早く進みます)。
- 5ハガキに印刷された「アクセスキー」を使って「ねんきんネット」に登録しておくと、次回を待たずにいつでも記録を確認できます(有効期限があるので早めに)。
期限について
支払期限はありません。お金を納める書類ではないためです。期限があるのは2つだけです。1つは「アクセスキー」で、ハガキ・封書の該当欄のすぐ近くに有効期限(発行から一定期間)が印刷されています。もう1つは、封書で届いた場合に同封される「年金加入記録回答票」で、記録に心当たりのない点があるときに返送を求めるものです。返送しなくても罰則はなく、記録の訂正はいつでも年金事務所に申し出ることができますが、当時の資料が残っているうちに確認したほうが確実です。
よくある勘違い
- これは支払いの請求ですか。振込が必要ですか。
- いいえ。ねんきん定期便は記録のお知らせで、振込用紙は入っていません。保険料の請求は別の書類(納付書)で届きます。定期便を見て金額を振り込む必要は一切ありません。
- 「見込額」が思ったより少ないのはなぜですか。
- 50歳未満の方の見込額は、これまでに加入した分だけを計算した金額で、これからの加入分は含まれていません。50歳以上の方は、現在の加入状況が60歳まで続くと仮定した見込額です。どちらの計算かは金額の近くに明記されています。
- 記録の一部が抜けている気がします。放っておくとどうなりますか。
- 抜けたままだと将来の年金額に影響する可能性があります。時間が経つほど当時の資料を集めにくくなるので、勤務先名や在籍期間の記憶があるうちに年金事務所に相談してください。訂正の手続き自体に手数料はかかりません。
- 日本を離れる予定です。この記録は無駄になりますか。
- 納めた記録は残ります。短期間で出国する方向けの「脱退一時金」や、母国との社会保障協定による通算の仕組みがある場合もあります。どの制度が自分に当てはまるかは条件が細かいため、年金事務所か日本年金機構の相談窓口で個別に確認してください。
ほかの書類
このページは一般的な説明です。個別の判断は、書類を発行した窓口や専門家にご確認ください。